旅のタオルとして花ふきんを愛用する理由

2020年5月16日

こんにちは。ゆるバックパッカーのkateです。
みなさんは旅のタオル、どうしてますか?

バックパッカーのタオルといえば、薄手の速乾タオルや水泳用のセームタオルが主流。

でも、私のタオルの定番は、花ふきん。
タオルじゃなくて、ふきんじゃん!って言わないでね。
旅には必ず持って行く愛用の品なのです。

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目の粗い蚊帳生地で作られた大判ふきん。
通気性・吸水性・速乾性に優れており、たたんで使うと吸水性が良く、広げれば乾きやすく清潔に保つことができます。
使っていくほどにふわふわの優しい肌触りになっていきます。

引用:中川政七商店

2008年にはグットデザイン賞金賞を受賞した、花ふきん。
何がそんなにお気に入りなのか、ご紹介します。

Photo:中川政七商店

すぐ乾く

目の粗い蚊帳織りの生地なので、メッシュ状態。
ぎゅーっと絞ればすぐに乾きます。だから嫌な生乾きのにおいもしない。

お肌つるつる

花ふきんで洗うと、お肌がつるつるになるんです♡
汚れが綺麗に落ちるのか、肌がキュッとなる感覚。こすらないように、優しく優しく当てて洗ってくださいね。
毛穴の汚れや黒ずみ、肌のくすみがなくなると話題の、手ぬぐい洗顔と近いのかな?

ボディスポンジいらず

花ふきんを濡らして、石鹸をつけて泡立てて、そのまま身体を洗っています。
以前は泡立てネットを使っていましたが、今は顔も身体もこれ一枚になりました。

拭くのも花ふきんで

旅をしている間、かさばるバスタオルは持ち歩きたくないので、花ふきんで拭いています。
もともとふきんなので、吸水力も高いのです。
ただ、濡れた髪の毛と身体全体を拭くには、絞ってまた拭くを何度か繰り返す必要があります。

大判なので目隠しにも

これはバックパッカーならではかもしれませんが、
宿で服を洗って干すときに、下着丸見えだと恥ずかしいので囲って目隠しにしたり、上から被せたり。
表記上は58cm×58cmですが、一度使用すると縮むので、実際は50cm角ぐらいの大きさで落ち着いています。

コンパクト

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薄手なのでたためばコンパクトになります。これが旅行するときに持っていくメリット。
乾いているときはしゃりっとした手触りだけど、水に濡れるとふにゃふにゃになります。

意外と丈夫

薄手の蚊帳生地2枚重ねって聞くと、爪を引っ掛けたりして破れそうなイメージですが、全然破れません。
多少ひっかきキズができたかな、という程度です。

株式会社中川政七商店が好き

私は花ふきんを販売する株式会社中川政七商店のファンです。
愛する奈良県の企業ということもあるし、ロゴに鹿がいるのも愛おしい。
奈良に遊びに行ったら必ず遊中川のお店に行っています。
都内にも店舗がいくつかありますし、店舗によっては限定商品を取り扱っているので見つけたら寄ってしまいます。

株式会社中川政七商店さんは
300年続く麻織物の企業でありながら、
「日本の工芸を元気にする!」をビジョンとして掲げ、
日本全国の工芸品も販売しています。

伝統工芸品って、手間暇かかっていて品質は良いだろうけど、
正直、ちょっとダサい。ってものが多い。
でも中川政七商店や遊中川で並ぶものは、一定のラインをクリアしてるというか、デザインマネジメントを行っているのを感じるんですよね。
パッケージが素敵なものも多い。

そこがこの会社のいいところだと思います。
デザインの力を信じているというか。
いつもgood design companyにデザインをお願いしているところからも、そういう心意気を感じます。

工芸品の作り手さんに、もっとこうしたら若い人にも受け入れてもらえるよ、人気出るよって伝えられる企業って、あまり多くないと思うんです。

この自社製品である花ふきんだって、ずっと蚊帳を作ってきたけどもう使ってる人いないよね、何かできないか?って考えた結果ですよね。
蚊帳ってすごくいいよ!って単純に言われても、買わなかったはず。
そもそも蚊帳使ったことないし。家に網戸あるし。みたいな。

だから、伝統工芸そのまま持って来て、これいいよ!って言うのではなく
現代にマッチするように変えていこう、そうすれば地方の伝統工芸も元気になる!っていう考え方、私はすごく素敵だし好きだなと思っています。

ちょっと特別な花ふきん

私が使っているのは「Remake 花ふきん」。
これは数年前に表参道ヒルズ内にあるPASS THE BATONで購入したもの。

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縫いしろが不十分だったため商品として扱えなくなってしまった「花ふきん」に、PASS THE BATONオリジナルのデザインを施しリメイクしたもの。
一番最初に開発した58cm角の「花ふきん」には、もともと無地のものしかなかったが、今回は特別なコラボレーション企画ということで、PASS THE BATONのさまざまな場面で活躍している2種類のイメージイラストをプリントすることに。動物たちがバトンをリレーする様子が描かれたデザインは、D-BROS(植原亮輔・渡邉良重)によるものだ。

引用:PASS THE BATON

販売基準を満たせず、商品になれないまま倉庫で眠っていた花ふきんがデザインの力で商品に変わっていくという、このストーリーも好き。

2016年現在は販売していないようですが、再販を密かに希望しています。

photo:PASS THE BATON

どうですか?花ふきん

ふきんとして考えると決して安くはないし、ふきんなんて百均でも買えるじゃんってなるんですが、大好きで大事に使っています。

私のようにタオルとして使う人は少ないでしょうけど、すごく良い品なので、ふきんとしても本当におすすめします。

優しい色が揃った遊中川の花ふきん

遊 中川 花ふきん

遊 中川 花ふきん
価格:756円(税込、送料別)

色の名前も「さくら ・ 菜の花 ・ すみれ ・ 若葉 ・ あじさい ・ 白百合 ・ 麻」と素敵。

発色が綺麗な中川政七商店の花ふきん

中川政七商店 花ふきん

中川政七商店 花ふきん
価格:756円(税込、送料別)

このはっきりとした発色で、なんとほとんど色落ちしないそうです。

白雪ふきんも人気高いです

同じように奈良県の会社で蚊帳生地のふきんを製造しているといえば、白雪ふきん。
花ふきんが丈夫すぎてまだ使用したことはありませんが、蚊帳生地ふきん界では人気を二分していますね。
花ふきんよりお値段が安く、柄もいろいろ選べるのが人気のようです。

人気の白雪ふきん

花ふきんより小さいサイズのものが人気のようですね。

白雪ふきんは柄のバリエーション豊か

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